学歴ロンダリング(学部→院)のメリットとデメリットについて

今回は、学歴ロンダリング(学部→院)のメリットとデメリットについて書いてみようと思う。

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○メリット○

⑴多くの民間企業において、大学院卒業後の就職活動で有利になる。

・私が経験した大手企業2社では「学歴ロンダをしなかったらこの人は絶対にこの会社に入れなかっただろう」と思える人がいた。

例えば「偏差値50程度の某私立大学(学部)→某旧帝大大学院(修士)→大手電機メーカー」のケースなどを複数見たことがある。

もちろん、大学院の学歴ではなく、学部の学歴を重視する会社もあると思うが、大学院の学歴を評価する会社も多い。

(…ちなみに、私はちょうど不景気な時代に公務員試験を受けて同時に新卒の就活をしていたため、大して得しなかった)

⑵二つの大学が母校になるため、両方の大学の卒業生向けの制度を利用できる。

・二つの大学の卒業生になるので、二つの大学の卒業生向けの制度を利用することができる。

まあ、大した制度は無いが、例えば私は学部の大学の図書館を利用して、資格に必要な本を借りるなどしている。

・また、プライベートや仕事上で関わる人が学部・院のどちらの大学の卒業生であっても、共感を持って会話することができる。

⑶二つの大学のキャンパスライフを経験することができる。

・大学により学風や制度は大きく異なる。私は学部と大学院が正反対の雰囲気の大学であったため、良い経験になったように感じる。特に私大→国立大院は良い経験になると思う。

⑷学歴コンプレックスがほぼ無くなる。

・人にもよると思うが、私は志望校に落ちて学部の大学に入学したため、若干の学歴コンプレックスがあった。

今は学歴コンプレックスはゼロに近いが、これは大学院でよりレベルの高い大学に移ったことが大きい。

⑸博士課程に進学してアカデミックポストを得る場合の人脈形成上のメリット

・これは私が直接経験したものでは無いのではっきりとは分からないが、一流大の先生も三流大の先生も、旧帝大クラスの研究室を卒業していることが多いことから、大学の先生を目指す場合の人脈形成のメリットは大きいと考えられる。

⑹学費が安い

・私は私立→国立であったが、学費は半分以下になった。

・ハイレベルな大学院に移ったため、奨学金一種(利子なし)も認められた。

○デメリット○

⑴院試を失敗して浪人するリスクがある

・一番大きなデメリットである。

ちなみに私は学部の成績が良い方だったので無試験で学部の大学院に入学出来る制度があったが、他大に移るためにはその制度を放棄しなければならなかった。このようなケースで他大を受験して失敗し、自大も失敗した(または、試験日が他大と重なっていたなどの)場合に、一年間受験勉強のために棒に振る可能性がある。

⑵受験のために半年〜年単位の勉強をしなければならない

・これも、学部3年頃から準備をしなければならないため、サークル活動やバイトなどをできない弊害がある。

(大学レベルの学問をしっかり学べるという意味ではメリットにもなる)

⑶人間関係をゼロから築き上げなければならない

・学部四年感で築き上げた人間関係がリセットされるため、人脈形成が苦手な人は大学院入学後の試験やレポートで苦戦する可能性がある。(人脈形成が得意な人は問題ない)

⑷ブラックな研究室に配属されてしまうリスクがある

・外から入る場合、研究室の内部の情報が得られにくいため、ブラックな研究室に配属されるリスクがある。

下手したら退学などの可能性もある

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学歴ロンダリングを考えようとしている人は、これらのメリットおよびデメリットを考えて判断すると良いと思う。

ちなみに、私は、いろいろ苦労はあり、就職や転職において大きなメリットは無かったけれど、それでも移って良かったと思う。



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