大学の研究活動と民間企業の研究活動の違いについて

私が学部・大学院において研究活動を行い、民間企業においても大手企業二社で研究活動を行った経験から、

今回は大学の研究活動と民間企業の研究活動の違いについて書こうと思う。

(今回は箇条書き)

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○大学の研究活動

・営利に関係の無い基礎研究を行うことができる。

・成果が出なくても比較的長く研究を続けることができる。

・研究室によっては非常に長い時間の研究を行う。

・基本的には給料を支払う側(大学院生)。給料を貰って研究を行うケースは稀。

・成果が出れば学会発表または論文作成。

・希望すれば(博士課程進学、ポスドクなど)長く研究活動を行うことができるが、アカデミックポストを得られるかは不明。

○民間企業の研究活動(会社によるが、私の二社の経験上)

・会社の利益に繋がる研究を行う。有名な賞を受賞するような基礎研究を行うことは稀で、量産の実現可能性が高い研究を行うケースが多い(例:物質の合成の収率を上げるため薬品の量を微調整する研究など)。

・成果が出なければ1年程度でテーマ変更。

・給料を頂いて研究を行う。

・研究時間は大学院のハードな研究室に比べると短い(労働基準法等の法律の縛りや、昨今の働き方改革などのため)

・成果は特許出願(対価として手当をもらえる)。学会発表または論文作成をするケースは稀(技術の漏洩なども欠点もあり、会社の利益が小さいため)。

・人事異動により研究以外の業務に従事する可能性も多い。(むしろ、10年以上続けられるほうが珍しく、工場の仕事や管理職の仕事をすることが多い)。そもそも初めの配置で研究開発の部署に配属されない可能性もある。

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これらのことから、大学も民間企業も一長一短あると思うが、

「将来が不透明でも興味のある研究を長くしたい人は大学で、

安定した環境のもとで会社の利益に関連する研究を行いたい人は民間企業へ(別の仕事に変わる可能性あり)」といったところだろうか。

就職するか進学するか迷っている方は参考にしてほしい。

 

 

 

 

 

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